高浜原発、プルサーマル再開検討…関電社長
10年度、運転開始目指す
関西電力の森詳介社長は26日の定例記者会見で、2004年8月に発生した美浜原発3号機(福井県美浜町)配管破損事故で凍結された高浜原発3、4号機(同高浜町)でのプルサーマル計画について、「再開できるかどうか検討したい」と述べ、凍結解除の準備に入る方針を表明した。地元自治体の意向などを踏まえた上で、08年春にも燃料発注などの計画再開に踏み切り、10年度中の運転開始を目指すものとみられる。
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20071127ke03.htm
プルサーマルは、使用済み核燃料の再処理施設でプルトニウムを取り出して、プルサーマル発電用のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料に加工、原子炉で再び使用するものだ。美浜事故後、関電は「再開時期を申し上げる段階にない」との見解を繰り返してきたが、森社長は「来年2月、青森県六ヶ所村に日本原燃の核燃料再処理工場が完成することもあり、プルサーマル(計画の遂行)は必要だ」と説明した。
関電は今後、12月に開かれる福井県議会での議論も見極めつつ、MOX燃料を製造する仏メロックス社と協議し、調達可能な時期などを確認する方針だ。電気事業連合会はプルサーマルについて「10年度までに国内の原発16~18基で実施」との計画を打ち出しており、四国電力や九州電力がすでに実施を決めている。
関電は当初、1999年の運転開始を予定していたが、MOX燃料を発注した英国企業が、検査データを改ざんしていたことが発覚。その後、発注先をメロックス社に変更し、04年3月に地元の了承を取り付けたものの、同年8月の美浜原発事故でMOX燃料の発注手続きを中断していた。
(2007年11月27日 読売新聞)
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