甘草の栽培共同研究へ
玄海町と九州大、覚書に調印
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20080311-OYT8T00166.htm
薬用植物の栽培研究についての覚書に調印し、握手する小寺山副学長(左)と岸本町長 玄海町と九州大は10日、漢方薬として使われる甘草(かんぞう)など薬用植物の栽培研究に共同して取り組む覚書に調印した。町は、これを機に「原発」に加え、「健康・環境」の町へとイメージアップも図りたいとしている。
同町は、九州電力玄海原子力発電所3号機で進められているプルサーマル計画に同意しており、これに伴って国から支給される核燃料サイクル推進交付金(総額60億円)で有意義な事業ができないかと県などと相談。県と九大が昨年10月に結んだ包括協力協定に基づき、町と九大が共同研究することになった。
計画によると、玄海原発の南東側の民有地1・7ヘクタールを買収、甘草と薬草の栽培研究用のハウス計12棟(約2500平方メートル)などを建設する。甘草は中国からの輸入に頼っており、国内で本格的な栽培はされていないという。九大側が研究室で土壌の基礎研究を行い、栽培に適した土壌を選んだ後、ハウス栽培する。一定の成果を得るまで5年程度を見込み、総事業費は10億円程度という。
町役場会議室で行われた覚書の調印には、九大の小寺山亘副学長と玄海町の岸本英雄町長らが出席。小寺山副学長は「地域連携は大学経営の大きな柱の一つ。中国では、甘草採取が砂漠化の原因にもなっており、東アジアの環境問題にも貢献できる。全学で応援したい」と述べた。
岸本町長は「九大のブランドは、子どもたちの意識を高め、町民の誇りとなる。今後はエネルギー、農学など九大の持つ知的財産を活用して、地域の将来に役立てたい」と話している。(山田和男)
(2008年3月11日 読売新聞)
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