専門家が見た浦底断層 敦賀原発内で視察
地質学の専門家が27日に日本原子力発電(原電)敦賀原発で行った視察で、敦賀1、2号機の東側を南北に走る浦底断層のうち、原電が認識していなかった地点でも活断層の特徴がみられると指摘された。
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080428/CK2008042802007124.html
活断層に詳しい東洋大の渡辺満久、名古屋大大学院の鈴木康弘両教授らが、川が流れた跡が曲がったり盛り上がったり、過去に地形が動いた痕跡を確認。敦賀2号機原子炉北東の斜面の盛り上がりについて、渡辺教授は「活断層と認められる典型的な特徴」と話した。事前に航空写真の判読から活断層の存在を推定していたという。
原電の担当者が教授らに、活断層とされる地形の連続性を質問する場面も見られた。
原電は3月末、国の耐震基準引き上げを受けた再調査で浦底断層の存在を初めて報告。それまではボーリング調査などで断層とは認識しながらも「(旧耐震指針が評価対象とする)5万年前までの活動はない」として公表していなかった。
浦底断層のボーリング調査地点の地層断面を見た渡辺教授は「新しい年代の断層であることは明確。なぜ見落としていたのか理解できない」と話した。
この日の視察は原発問題に取り組む超党派の国会議員グループが主催した。参加した近藤正道参院議員(社民党)は「今後の国会審議に生かしたい」と話した。
(谷悠己)
スポンサードリンク