東電:28年ぶりの赤字決算 原発停止と原油高で
東京電力が30日発表した08年3月期連結決算は、昨年7月の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所が停止したことと、原油高による燃料費の高騰が響き、経常利益が前期比92.5%減の331億円に落ち込んだ。更に同原発の復旧費などで多額の特別損失を計上し、最終(当期)損益は1501億円の赤字(前期は2981億円の黒字)に転落した。最終赤字は第2次石油危機の影響を受けた80年3月期(単体)以来28年ぶりで、赤字額は過去最悪となった。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080501k0000m020088000c.html
売上高は、冷暖房の電力需要が伸び、産業向けも堅調だったことから前期比3.7%増の5兆4793億円。しかし、中越沖地震による減益要因は単体で6150億円に上った。内訳は代替の火力発電の燃料費の増加など4200億円と、原発の補修や点検費用など1950億円で、赤字転落の主因になった。
今年1月時点の業績予想では、経常損益も300億円の赤字見通しだったが、1~3月期の円高で燃料調達コストが軽減されたことなどで約600億円の増益要因となり、辛うじて黒字を確保した。
東電は原発の早期運転再開を目指すが、耐震対策の見直し作業でめどが立たず、09年3月期の業績予想では利益水準を「未定」とした。ただ、今年9月までの再開は困難として、08年9月中間連結決算は経常損益が600億円、最終損益が400億円の赤字を見込んでいる。【谷川貴史】
毎日新聞 2008年4月30日 20時42分
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