「まだ不安」「やむを得ない」=原発運転再開に思い複雑-新潟・柏崎市
「止めていても仕方がない」「まだ不安をぬぐえない」-。東京電力は9日、柏崎刈羽原子力発電所7号機の起動試験を開始した。新潟県中越沖地震から約1年10カ月。事実上の運転再開に地元の柏崎市の住民らは複雑な思いを抱いている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009050900244
地震で被災し、仮設住宅暮らしの男性は「原発はもはや公共機関。リスクを取らなきゃ発展はなく、耐震安全性さえ確保されれば運転再開には賛成だ」と話す。パート従業員矢澤ユミ子さん(47)は「厳しい市の財政や首都圏の電力需要を考えると、運転再開はやむを得ない」とやや不安げに話した。
一方、会社員本間幸蔵さん(50)は「地震前の隠ぺい体質の印象が消えず、まだ信用できない」と東電への不信感が強い。自営業山田博さん(85)は「万が一の事故の際、誰が責任を取るのか。責任の所在をはっきりさせて」と注文を付けた。
原発で地元経済が支えられている側面は否定できず、飲食店経営の女性(73)は「地震以降、客が3、4割減った。運転再開は大歓迎」と期待を寄せた。
レストラン店主の池田誠司さん(58)は「生活が左右されなければ反対だが、住んでいるからには『共存共栄』を図っていくしかない」と淡々と語った。(2009/05/09-14:39)
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