プルサーマル用燃料、玄海原発に到着 今秋にも営業運転
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)に23日朝、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船が、製造元のフランスから到着した。使用済み核燃料から核物質プルトニウムを取り出して加工し、再び原発で燃やすプルサーマル発電用の燃料で、九電は同原発3号機で11月にも国内初となる営業運転に入る。
http://www.asahi.com/national/update/0523/SEB200905230001.html
英輸送船は午前6時40分ごろ、海上保安庁の巡視船に護衛されながら、原発敷地内の専用岸壁に着いた。放射線漏れを防ぐ分厚い金属製輸送容器に入ったMOX燃料は、クレーンで陸揚げされた。放射線量の検査ののち、約800メートル離れた3号機までトレーラーで運ばれ、併設の建屋に収納される。
MOX燃料は仏・アレバ社で製造された。中部、四国の両電力分とともに、仏・シェルブール港から約2カ月半かけて運ばれた。18日には中部・浜岡原発(静岡県)にも陸揚げされている。四国・伊方原発(愛媛県)には週明けに到着の見込み。
玄海原発3号機は加圧水型軽水炉で、出力118万キロワット。8月下旬から、原子炉の運転を止めて定期検査に入る。計画では、点検時に通常燃料とMOX燃料を入れ替え、10月下旬から燃やし始める。11月中旬、通常運転時の出力のもとで国の検査を受けて、営業運転に入る。
ウラン燃料の節約と、原発から出る放射性廃棄物の減量を目的とするプルサーマル発電は、国の核燃料サイクル政策の柱の一つだ。通常の原発での発電よりも原子炉内の燃焼温度が高く、制御が難しいため、危険性が高いと指摘する声もある。
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