島根原発3号機で原子炉圧力容器を設置
建設工事が進む松江市鹿島町の島根原発3号機で17日、原発の心臓部にあたる炉心を収める原子炉圧力容器の設置作業があり、同市の松浦正敬市長らが見守る中、約3時間かけて据え付けた。
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513613004
原子炉圧力容器は広島県呉市の工場などで製造し、12日、同原発に到着した。上ぶたを含めると高さ21メートル、内径7メートル、総重量910トンの巨大な構造物で、圧力容器として国内最大級。材質はニッケルやマンガンを含有させて強度を高めた低合金鋼製。腐食に強いステンレス鋼を内張りし、外周部の厚みは17センチもある。
原発はウラン燃料の核分裂反応で大きなエネルギーを生み出す。圧力容器はウラン燃料を入れた原子炉を包み、外部への放射能漏れなどを防ぐ。容器の下部には、原子炉内の水を循環させる原子炉再循環ポンプを内蔵。これにより大口径の配管が必要なくなり、重大な原発トラブルにつながる配管破断の危険性をなくした設計。
この日の作業は、圧力容器を大型クレーンで高さ48メートルまでつり上げ、原子炉建物中心部にゆっくりと下ろした。
作業を見守った松浦市長は「原発の心臓部であり大事な作業。安全にきっちり工事し、市民に安心感を与えてほしい」と話した。
同原発の出力は137万3千キロワットで、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の原発としては国内最大級。2011年12月に営業運転開始の予定で、6月末時点の総工事進ちょく率は69%。
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