米、インドに2原発供与へ 兵器輸出協定も合意
【ニューデリー=武石英史郎】インド訪問中のクリントン米国務長官とインドのクリシュナ外相は20日、ニューデリーで共同記者会見し、米企業がインドに二つの原子力発電所を建設すると発表した。米国の先端兵器の輸出に道を開く協定の締結でも合意し、両国の戦略的関係の強化を印象付けた。
http://www.asahi.com/international/update/0721/TKY200907210015.html
核不拡散条約(NPT)の例外を認める形で昨年10月に米印原子力協定が発効してから、米国の協力による原発建設が具体的に決まったのは初めて。クリントン長官は「米国に数十億ドルの輸出を生み出し、両国に雇用を、インド国民に電力をもたらす」と相互利益を強調した。21日付の地元紙は、インド西部グジャラート州と南部アンドラプラデシュ州が用地として選ばれたと報じた。
兵器輸出に関する協定は、米国製兵器の第三国への機密流出を防ぐための監視制度を定めたもので、米国が武器輸出する前提条件となる。ロイター通信は、インドが今後5年間で300億ドル(約2兆8千億円)以上の支出を見込んでおり、ロシアが中心だったインドの戦闘機調達に米国勢が参入するだろうと報じた。
さらに会談では、インドのシン首相が今年11月に訪米することで一致。気候変動問題や軍事協力などを話し合う戦略対話の定期開催や、宇宙開発の協力など幅広い分野の関係強化で合意した。
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